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第5回デザインに関する意識調査
都市圏在住20代前半の女性対象、デザインに関する意識調査〜デザインが優れている商品では「iPodシリーズ」、ブランドでは「SONY」〜

■デザインが優れていると感じる商品は「iPodシリーズ」

[表1]は「所有している/所有していた」ものの中で、[表2]は「所有したことがない」ものの中で、デザインがとても優れていると感じる「商品」を回答してもらった上位20位までの結果表である。1,102名から[表1]に関しては総数1,299商品、[表2]に関して1,184商品の有効回答を得た。
この結果、どちらにおいても「iPodシリーズ」が2位の「シャープの携帯電話」と大差で引き離して1位となった。このことから、現代の都市圏在住の20代前半女性にとって最もデザインに優れた商品は、圧倒的にアップルの「iPodシリーズ」であることがわかった。
なお、「所有している/所有していた」ものの中でデザインが優れていると感じる「商品」についてはポータブルな商品が多いことから、身近な商品を所有するにあたってはデザイン性を重視する傾向があり、携帯電話のデザイン性に関しては特に鋭敏であることがうかがえる。
また、「所有したことがない」ものではアップルの商品が上位に4点挙がっており、アップルの商品に対し高いデザイン性を感じていることが推測される。アップル以外では±0(プラマイゼロ)の加湿器やシャープの液晶テレビAQUOSが挙がっており、これらのデザイン性が非常に高く評価されていることがわかる。
 

■企業別ではアップルが独走

[表1]の結果を企業別に集計し、上位15社にまとめたものが[表3]であり、同じく[表2]の結果をまとめたものが[表4]である。これをみると両者においてアップルが圧倒的に高い。これはiPodという特定の商品だけではなく、iPhoneやMacなど様々な商品においてもデザインの評価が高く、トータル的にアップルのデザイン力が高く認識されていることがわかる。
「所有している/所有していた」ものでは携帯電話を含む家電メーカーが、「所有したことがない」ものでは自動車メーカーが上位に挙がっている。現在、所有はしていないが自動車のデザインに対して関心が強いことがうかがえる。中でもトヨタ自動車や日産自動車が[表4]の上位にランクインしており、これらの企業の商品は20代前半の女性に対してデザイン的評価が高いことがわかる。[表2]の商品別でマーチやCUBE、iQ、MINIなど、コンパクトカーが多く挙がっており、コンパクトカーのデザインに対する関心が高いことも推測できる。
 

■日本を代表するデザインと感じる商品は「AQUOS」、企業では「トヨタ自動車」

[表5]は日本を代表するデザインだと思う「商品」を回答してもらった結果の上位15位であり、それらを企業別に集計し、上位15社にまとめたものが[表6]である。1,102名から199商品、172社の有効回答を得た。[表5]ではシャープの液晶テレビAQUOSが1位になっており、都市圏在住の20代前半女性はAQUOSを「日本を代表するデザイン」として高く認識してことがわかる。
一方、企業別ではトヨタ自動車が1位となった。これはプリウスやiQをはじめとし、様々な車種においてデザインが高く評価されていることが要因として考えられる。また、[表5]の「自動車」という回答にあるように、個々の商品ではなく全体として評価をしているパターンもあり、トヨタ自動車がトータル的に「日本を代表するデザインの企業」であるというイメージが強いことが推測できる。
 

■デザインがとても優れていると感じるブランドは「SONY」「Apple」

[表7]はデザインがとても優れていると感じる「ブランド」を回答してもらった結果の上位20位である。1,102名から382件の有効回答を得た。1位は僅差でSONY、2位はApple、3位無印良品となった。[表3、表4]の個別商品の結果ではアップルに大きく差がつけられていたソニーであるが、トータルの「ブランド」として考えた場合ではソニーの方がやや優勢であることがわかる。ソニーの商品ライナップ数はアップルよりもはるかに多いことから、アップルは市場に対してアイテム数を絞りインパクトの高い製品を出しブランド力を高めているのに対し、ソニーはインパクトではなく優れた商品を出し続けることによってブランド力を高めていることがうかがえる。
また、LOUIS VUITTONやCOACHをはじめとしたファッションブランドも軒並み上位にランクインしており、ファッションブランドにおいてもデザイン性がブランド形成に重視されていることがわかる。
 
[表8]は名前を知っているデザイナー名についてジャンルを問わず可能な限り回答してもらった結果の上位20位である。1,102名から1,360件の有効回答を得た。この結果、上位の多くがファッションデザイナーで占められているのがわかる。中でも森英恵は2位以下を大きく引き離しており、現代の都市圏在住の20代前半女性にとってデザイナーとしての認知度が非常に高いことがうかがえる。ファッションデザイナー以外では、5位の佐藤可士和の他、柳宗理、深澤直人、安藤忠雄、村上隆の5名のみとなった。また、上位にランクインしたファッションデザイナーの多くが自身の名前によるファッションブランドを有しており、これが認知度向上に寄与している傾向がわかる。
ここで挙がったデザイナーの多くは[表1、2]のデザインに関与しておらず、優れたデザインとデザイナー名は関連性があまりないことがわかる。ある意味、都市圏在住の20代前半女性は商品のデザインを認識するにあたって、純粋に商品そのもののデザイン性を評価する傾向にあると考えることができる。
 
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